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山の天気は変わりやすいので見極めて対処する方法

天気を観る
嵐が迫っているのにトレッキングに出かける愚か者はいないだろうが、山の天気は平地での想像を絶するほど変わりやすい。朝はバッチリ晴れていたのに、急に雲行きが怪しくなるのは日常茶飯事。 同じエリアでも、平地と山の天気は別モノと考えたい。

事前にネットやテレビの天気予報で情報を集めることは大事だが、現地でも空模様のチェックは欠かさないこと。白く高い雲はさほど怖くないが、黒く低い雲は雨や風を伴っていると見て間違いない。 雲は西から東へ移動するから、西の空に黒い雲が見えたら、目的地が目前でもUターンして戻ろう

冬山で怖いのが雪崩なら、夏山でもっとも恐れるべきは「雷」
雷の発生源は、夏の風物詩である「積乱雲」。稲妻が見えたり、雷鳴が聞こえたりしたら、雷は最短10kmのところまで迫っている。積乱雲は最速時速40kmで移動するから、すぐに身を隠すことを考えるべき。

雷は金属類に落ちるといわれるが、実際は少しでも高いところに落ちる。低い姿勢を取り、稜線から離れてなるべく低い場所へ移動。大きな岩の窪み、山小屋、クルマに隠れるのもいい。高い木に近寄りすぎると、木に雷が落ちた際、周囲に再放電する「側撃雷」を受けやすいので要注意。 山の天気は一般的に午後になるほど悪くなる。早めに目的地に着き、早めに帰るプランニングを。
雨の登山道はそんなに滑りやすい?
雨に関して意外に重要なことは、多くの人が山道を歩きながら、雨だったら滑るだろうと考えていることかもしれない。雨なら中止だし、降水確率30%以上なら「雨のため中止」としている人もいるようだ。 「予報天気」が「実体天気」とかなりちがうという印象は経済と同じだが、山に行ってから予報になかった雨に遭ったらどうするのだろうか。そういう人たちにとっては、思わぬ雨で道が滑る危険が加わってくるというわけで怖い話になってしまう。

ところが、雨の日にゆっくり山を歩くという体験をきちんとしておけば、ぬれた道が、じつはそれほどやっかいなものではない、ということがはっきりする。「滑りそう」というのと「滑る」の間にはかなりのギャップがあるからだ。 頭が滑ると思っているほどには、山道では滑らないのに、予報のなかの雨の匂いにどんどん敏感になっていくというのは、山歩きの危機管理としてはかなりお粗末というしかない。


トレッキングでの気象条件について

トレッキングにおいて、気象条件は非常に重要な要素です。天候が急変した場合には、トレッキング自体が危険となるため、事前の情報収集と適切な装備が必要です。以下では、トレッキングでの気象条件について詳しく解説します。

晴天
晴天時は、日差しや風の影響を受けやすく、水分補給が必要です。しかし、天候が安定しているため、歩行がしやすく、景色も美しく見えます。ただし、高温や紫外線の影響を受けるため、帽子やサングラスなどの対策が必要です。

曇り
曇りの天気では、日差しが弱くなりますが、天候が急変する可能性があるため、常に天気予報をチェックする必要があります。また、雨や霧の影響を受けるため、適切な装備が必要です。


雨の場合は、滑りやすく、視界も悪くなるため、歩行には注意が必要です。また、濡れた服や靴は重くなり、体温を下げるため、防水性の高い装備が必要です。

雷雨
雷雨は非常に危険であり、山岳地帯では特に注意が必要です。適切な装備を持参して、適切な行動をとることが必要です。雷が近くに迫った場合は、高い場所や金属製のものから離れ、低い場所に身を潜めることが必要です。


風の強い日は、山頂や露営地での滞在には適していません。強風により、体温が下がりやすくなるため、対策が必要です。また、風の影響で岩場や崖の上での歩行が困難になる場合があるため、十分な注意が必要です。


霧が発生すると、視界が悪くなり、遭難の危険性が高まるため、歩行には十分注意が必要です。また、寒く湿度が高いため、防寒対策が必要です。

積雪
積雪が発生すると、歩行が困難になります。特に、降雪中や雪崩の危険がある場合には、適切な装備や知識が必要です。また、寒さによる凍傷や低体温症などのリスクが高まるため、対策が必要です。

暴風雪
暴風雪は、非常に危険な気象条件の一つです。風速が強く、視界が悪くなるため、遭難のリスクが高まります。また、低体温症や凍傷のリスクも高まるため、適切な装備と知識が必要です。

熱中症
気温が高く、湿度が高い場合には、熱中症のリスクが高まります。トレッキング中は、水分補給をこまめに行い、日除け対策や軽量で通気性の良い服装を心掛けましょう。

地震
山岳地帯では地震が発生する可能性があります。万が一、地震に遭遇した場合には、周囲の地形や状況を把握し、適切な対応を行うことが必要です。

以上が、トレッキングでの気象条件についての解説です。天候の変化には十分注意し、適切な装備を持参して、安全かつ快適なトレッキングを楽しんでください。

天候によっては、トレッキングを中止することも必要です。天候予報の確認や地元の情報を得るなど、リスクマネジメントをしっかり行って安全にトレッキングを楽しみましょう。