広島県 東広島市 白鳥山
白鳥山は広島県東広島市高屋町にある標高453mの山です。ただの山ではなくて、神話が伝えられており、頂上の白鳥神社には日本武尊(やまとたけるのみこと)が祭られています。伊勢の戦いで破れた日本武尊が死後、白鳥となって飛来し、この山上に姿を消したという伝説があります。
さらに白鳥古墳もあり、明治43年(1910)白鳥神社社殿造営時に破壊されたみたいで、古墳の規模や形状はわかりませんが、とても神秘に満ちた歴史のある山です。
西高屋からの登山ルート
白鳥山の山頂は左側の鉄塔がある辺りです。標高は453mですが、もともとが200mぐらいあるところなので、あまり高そうには見せませんね。
白鳥神社へは車でも行くことができていましたが、西日本豪雨災害に以降は通行止めになっています。
ちなみに上に登るとこんな感じで崩れたままになっています。なかなか復旧するまでには時間がかかりそうです。
歩いて登る方法しかなさそうです。
羽休の松跡(白鳥伝説)のことが書かれています。ここを山の方に向かって登るところからスタートしたいと思います。
山の麓まではのどかな道を進んでいきます。
しばらく行くと山陽自動車道を横切ることになります。
登山道はいくつかあるみたいですが、ここが神社の参道になっています。(羽休の松跡から約10分)
ここは天狗岩と呼ばれています。(羽休の松跡から約15分)あまり辺りは岩が少ないので人工的に作られてのでしょうか。
辺りは西日本豪雨災害の影響か木が倒れたままになっている場所もあります。(羽休の松跡から約16分)
ここも一部崩れている場所があるので歩道は少なくなっています。(羽休の松跡から約25分)
上に登っていくに連れて岩場が増えてきました。鳥居が見えてきたので山頂まではもう少しでしょう。(羽休の松跡から約26分)

また少し行くと岩の間に祠があります。(羽休の松跡から約28分)
さらにもう少し登っていくと手水舎があります。ゴールは目の前です。(羽休の松跡から約30分)

山頂の神社に到着しました。一応頂上らしい標高の書かれた立て札もあります。(羽休の松跡から約30分)
山頂の白鳥神社はこんな感じです。
意外と頂上は広くてしっかりとした神社です。
下から見えた鉄塔も真下だと大きく感じます。
車道側から来るとここから神社に入るようです。とてもしっかりとした神社で来る価値があります。
トイレも比較的立派なものがあります。安心できますね。
西高屋登山口からの登山ルートで登った感想
白鳥神社までは30分ぐらいで登ることができます。一本道で迷うことはありません。階段も急ではなくて一部岩がごつごつしていて登りにくい場所もありますが、整備されて広い参道です。
景色は全般的によくありません。頂上に登っても展望はあまり期待できないでしょう。
山頂の神社は思ったより広い境内で、立派で美しい社殿で見る価値があります。トイレもあるので安心して登ることができます。
西高屋駅からも歩いて来れる距離なので手ごろな山ではないでしょうか。
