広島県 大竹市 三倉岳
三倉岳は広島県と山口県の県境に位置しており、住所は広島県大竹市です。山陽自動車道大竹インターチェンジから約35分という場所にあり、車で行くのが一般的です。キャンプもできる設備があって、駐車場は約１５０台停めることができます。
朝日岳、中岳、夕日岳の鋭くとがった3つの峰を持つことから「三本槍」と呼ばれ、近年はロッククライミングの名所として知られています。標高702メートル。周辺は県立自然公園として、登山道、キャンプ場、駐車場等が整備されています。
三倉岳自然公園からの登山ルート
近くまで来ると看板があるのでやかりやすく、迷うことはありません。
登って行くと駐車場があります。登山口は２つあって、この駐車場から下っていったところが、休憩所と書かれてある方へ登ってキャンプ場の方から上がるルートです。Ａコースで夕陽岳を目指すなら下から、Ｂコースで朝日岳、中岳を目指すなら上から行きましょう。
駐車場にはロッククライミングが練習できる岩場があります。
付近に管理棟があるので登山届を出してから登りましょう。
現在夕陽岳と中岳の間が通り抜けできなくなっているので４合目から分かれて登るコースになります。
Ａコース登山道からのルート
Ａコース登山道から登るルートです。駐車場や管理棟から下ったところに登山口があります。
ここから山頂に向けてスタートします。
このようななだらかな山道が続いていきます。（登山道から約７分）
登っていると２合目という標識がでてきます。（登山道から約１０分）
三合目付近には大きな岩がいきなりあらわれます。翁岩と言われており、山頂から落ちたものらしいです。こんな大きな岩が落ちてきたら大変ですね。（登山道から約１８分）
四合目には小屋があって休憩できるスペースがあります。ここではＢコースへ迂回できる道と分かれています。恐らく遠回りになると思うので、Ｂコースへ行く場合は五合目から直線で行けるのでそちらを利用しましょう。（登山道から約２３分）
五合目付近になると景色も少し空が見えるようになります。
五合目付近の途中で標識はありませんが右側にあるこの橋を渡って進んでいくとＢコースの四合目付近へ行くことができます。Ａコースは左の標識の方へ進む。（登山道から約３０分）
六合目付近から岩肌も見えるようになってきます。雨の日などは滑らないように注意しましょう。（登山道から約４２分）
ひらすら登るだけですが急なところも増えてきます。（登山道から約５５分）
九合目には小屋があると書いてありますが、何があったのか見る影はありません。三角点と山頂への分岐点があります。（登山道から約１時間６分）
夕陽岳から以前は中岳と朝日岳に行けていたと思いますが、現在はロープがあって立ち入り禁止となっています。中岳に行くためには五合目まで降りる必要があります。（登山道から約１時間１２分）
遂に山頂へ到着しました。景色は山と民家が数件ある程度ですが、四方を山に囲まれた景色は絶景です。（登山道から約１時間１５分）
三倉岳という標識はこれしかありませんでした。山頂は岩しかなくてあまりスペースはありません。
Ｂコースで中岳・朝日岳を目指す
Ｂコースの登山口はここからです。途中キャンプ場を通ってゆるやかな上り坂を登っていきます。
舗装された道から少し山道という歩きにくい道へ入っていきます。（登山道から約１０分）
Ａコースとの分岐点があります。四合目付近にも分岐があって、そちらの方が最短で行けるのでおススメです。（登山道から約２０分）
Ｂコース四合目付近にはＡコースへ行ける道があります。（登山道から約３０分）
胴乱岩という一枚岩があって、むかしお坊さんが苦しんだことに由来する歴史が書かれていました。（登山道から約３１分）
山道のようなところが五、六合目付近も永遠と続いていきます。まだ岩場はありません。（登山道から約４０分）
七合目付近になると登りも険しくなって岩が増えてきます。（登山道から約４９分）
途中でロッククライミングができる岩場を発見しました。かなり険しくて急な斜面です。（登山道から約５１分）
ここが九合目付近にある中岳と朝日岳の分岐点になります。どちらから登るのも自由です。（登山道から約１時間４分）
朝日岳からの景色はこんな感じです。農村と山と雲という感じです。普通に開けていて景色は良いです。目印になるような看板はありませんでした。
次に中岳を目指します。
中岳は岩場が急になっていて鎖をつかんで足場に足をかけて登る必要があります。腕力も必要になります。
頂上の景色はこんな感じです。四方が一望できて気分は最高です。ここもあまりスペースがないので人がいっぱいになると狭いです。
三倉岳自然公園の登山ルートで登った感想
頂上まではＡコースで夕陽岳まで約１時間１５分、Ｂコースで中岳まで１時間１５分くらいで登ることができます。もちろん個人差はあります。最初はなだらかな坂が続いてハイキングのようで気持ちも楽ですが、登るにつれて徐々に階段が多くなったり、岩場も増えてきます。階段の段差の間隔が高いところもあるので歩きにくいです。
ＡコースとＢコースではどちらもあまり変わりませんが、Ａコースの方が登りやすい印象を受けます。Ｂコースは中岳頂上付近の岩場の鎖が登るのとおりるので怖いのと腕力が必要になります。
夕陽岳と中岳が立ち入り禁止で移動できないため、ＡコースとＢコースは四合目付近で直線で移動できます。ここまで降りるのも約３０分はかかります。
途中で景色が良いスポットはありませんが、山頂へ着くといちめんに広がる山の緑と農村の景色は自然のありがたさを実感できます。途中〇合目という看板がいたるところにあるので目標となって登りやすいです。初心者から中級者向けの山だと思います。