広島県呉市 岩山(城山)
岩山(海抜420.6m)は、黒瀬川が運んだ土砂で出来た平地(海抜150m)に接し、270mの高さにそそり立つ花崗岩の岩山で、頂上からの展望は非常に優れています。
戦国時代、東西条(現在の東広島市西条町周辺地域=呉浦も含む)を支配していた戦国大名大内氏の南部防衛の拠点となる城がこの山にありました。当時、勢力を伸ばしてきた毛利元就が天文23(1554)年、総勢2000人による猛攻撃を加え、激しい合戦の末、城主岩見源之丞は討たれ、岩山城はついに落城しました。
以前、本丸のあった山頂からは黒くなった米や麦、ソバ等が出土したと言います。しかし、第二次世界大戦の時、砲台を山頂に設置したため、今は石垣や井戸を残すのみとなりました。
胡神社方向からの登山ルート
早速分岐点があります。(登山口から約1分)基本的に看板がないので自分の直感を信じるしかありません。
ここは右側です。(登山口から約3分)胡神社方向からの登山ルートで登った感想
頂上まで約31分で登ることができました。登山道入り口を見つけるまでに迷う可能性があります。案内板があれば良いのですが、カンを頼りに行くしかありませんでした。登山道に入ると道は1つなのでまようことはありません。登る道はあまり舗装されてなく、落ち葉や草、岩などがあるので足元に注意してすべらないようにする必要があります。登山靴が必要かもしれません。特に下りは気をつけましょう。
城山ということで頂上には本丸跡や遺跡跡がある面影はありますが、ほとんど残っていません。展望台からの眺望は素晴らしくてとても気持ちがよいです。達成感があります。
駐車場等はありませんので、アクセスは不便です。公共機関ならバスを利用しましょう。
